ブタの臓器を人間に移植するという研究が進められていることを読者の皆さんはご存知でしょうか。私は今日の記事で初めて知りました。ブタの臓器の大きさが人間に近いことが研究される理由だそうです。
ブタの臓器の課題にはウィルス感染と拒絶反応があります。今回ハーバード大学などの研究チームがブタのウィルス遺伝子62個のみを破壊することに成功し、科学誌で発表されました。今後は拒絶反応を起こす別の遺伝子を改変する予定で課題解決が期待されます。
臓器交換の研究には人工臓器、万能細胞を利用した臓器、ブタの臓器など複数あります。前述の研究からある目的に対し複数の解決法を模索することの大切さを改めて、感じます。複数の手段をそれぞれ進めることによって、より早く課題解決できる可能性が高まると共に解決法ごとの長所、短所に合わせて適用法を変えることができます。
複数のプランを用意することでより確実により迅速に目的を達成するという思考が抜けているということが社会でも少なくないように思います。私自身も問題解決の際はより広く突飛な考えも含めた複数の手段を意識できるように努めていきたいと思います。
参考記事:10月14日付読売新聞朝刊(東京14版)36面(社会面)「ブタ→ヒト」