ケータイ料金値下げ 慎重に

我々の生活において、携帯電話はもはや無かったら生活が困難になると言っても過言ではありません。オンライン化が進む今、ますます重要度が増すものになりました。

さて、菅さんが総理大臣に選ばれました。新首相が掲げる政策の一つにケータイ料金の値下げがあります。以前から政府はケータイ料金の負担の軽減に関しては対策を行っており、2019年5月にも引き下げのための政策が行われました。
今回も大手キャリア企業3社が寡占している状況で、世界的にも高いと言っており、乗り換えが起こるよう促そうとしており、今後値下げを行わない場合電波利用料の見直しをやらざるを得ないと踏み込んでいます。


(15日付 読売新聞 朝刊 7面より)

確かに年々大手キャリアのケータイ料金が高くなっています。決して安いものではありません。実際、私の家族も数年前に格安スマホに乗り換えたところ、使用料が以前の約半額になりました。使ってみると、キャリアケータイでしか使えない機能がありました。また、心配していた通信の問題もたまにつながりにくくなることもありましたが家や大学にはWi-Fiが整っているので補うこともできました。
 使用してみて約1年多少不便に感じる部分はありましたがほとんど問題なく使え、確かに格安スマホを使うメリットを多く感じました。
 
しかし、以前にキャリアケータイを使っていたときには、スマホの設定の方法が説明書を見てもわからず、相談すると、解決するため親身に応えてくれました。サービスはとても充実していました。また、料金には充実した保障も含まれており、安心して使うことが出来ました。これはキャリアケータイを使っていたがゆえのメリットでしょう。

 一方、お客様端末のセットアップや操作説明などに稼働がなく、自分でおこなう物でした。はじめはセットの方法を調べながら数時間格闘し端末の設定を行っていきました。
 ケータイの利用が慣れている人にとっては苦ではありません。しかし機械を使いこなせない人たちにとっては、キャリアケータイのサービスが大いに役立つことがあります。料金が安いことにこしたことはありません。しかし、そのことで現場に回る費用が大きく切り下げられ、サービスに悪影響が出る危険性も考えなければならないと考えます。
 もしくは、現場でサービスを行う人たちに厳しいノルマが課されたり給与に見合わない労働を行うことになる危険性もあります。

私たちが望むのは簡単です。安くてサービスの充実したキャリアです。

参考記事
15日付 読売新聞 7面 名古屋13版 「「携帯」「地銀」改革意欲」