3月も下旬となり、桜の開花だよりも次々と届いています。今年度最後の投稿となりますので、この一年の活動を振り返っていこうと思います。
「あらたにす」を通じて一番感じたのは、思っていることを文章にして伝えることの難しさです。言いたいこと、考えたことが読み手にきちんと伝わる文章が書けたと思っていても、添削を受けると思ったように伝わっていなかったということが多々ありました。自分にはテーマに関する明確なイメージや知識があって、でも読む人にそれがあるとは限らない。そんな当たり前のことに気づかされました。
特に、家族やお客さんなど誰かとの会話をきっかけとした記事を書くときです。その場のテンポ感や間など見えない要素が重要な役割を担っている分、どのように文字に起こせば状況が伝わりやすいかを考えることは非常に難しかったです。話せば簡単に伝えられる面白さや驚きを表現できないことはもどかしくもありました。
もう一つ私が苦戦した点は、「です・ます」調で書くことです。レポートなど日常で使うのは、「だ・である」調がほとんどで、こういった読み物としての文章を書くのは久しぶりでした。なので、おかしな日本語になってしまうなど、敬体で文章を締めることが思った以上に大変でした。これも学生特有だと思いますが、授業の課題には「○○的」や「○○性」などそれっぽくなるような単語を使っているので、それを分かりやすい言葉に変えることも頭を悩ませるポイントでした。
日々の新聞には、異なる話題が紙面いっぱいに並んでいますし、雑誌にも読みたくなるような記事や連載が毎月乗載っています。それは、私たちにとっては当たり前で、そういうものだと考えてきました。ですが、新しい話題や興味を引く話題を見つけ、提供し続けることは、多くの記者やライターの努力の結晶なのだとこの活動をしてみて学びました。
大学生活の中で、何かやらなければという思いから、あらたにすの活動に応募を決意しました。SNSが普及し、誰もが匿名で簡単に発信ができる時代に、自分の名前とともに責任をもった言論活動をしていることは貴重な経験になっていると思います。レポートなどの学生生活とは異なる、人に伝える文章を書くことの難しさを実感しながら、両方の文章に取り組める機会を大切にしたいと思います。
新年度からは、3回生となり就職活動など新たな挑戦がはじまります。そういった世代ならではの経験や視点を大切にしながらまた一年頑張っていければと思います。他の仲間に比べ、私が選ぶテーマは広がりがないとは思いますが、身近な視点で書き続けたいと思います。こういう考えの学生もいるんだと思って読んでいただけると幸いです。