2月上旬、卒業旅行でロンドンとパリを訪れました。いくつか日本との違いを見つけたので、シェアしたいと思います。
まず感じたのは、キャッシュレス決済が浸透していることです。ロンドンではクレジットカードのタッチ決済でバスや地下鉄に乗ることができます。交通系ICカードを新たに買わなくてよいのは、観光客には嬉しいサービスです。同じカードで決済すると自動的に支払いがまとめられるほか、公共交通機関に支払う1日や1週間での上限額が決められており、上限を超えた場合にはそれ以上の請求はありません。日本でもクレカタッチで乗れる交通機関が増えてきましたが、その徹底ぶりには驚きました。
ほかにも、教会の寄付を募るブースに電子決済の機械が置かれていたり、スーパーで現金を出そうとすると料金が高くなると言われたりするなど、キャッシュレス決済の広がりを体感しました。
もう一つ感じたのは、リサイクル意識の違いです。日本では、ペットボトルやプラスチックを分別する意識が高いと思います。その一方で、街頭ではあまりごみ箱を見かけません。今回訪れた2都市では、ごみ箱が数十メートルおきにありました。2年前に訪れた南仏のトゥールーズでも駅前の通りにはごみ箱が並んでいたので、観光都市に限らないようです。街にたくさんごみ箱が設置されている一方で、分別は「普通ごみ」と「リサイクルできるごみ」の2種類のものが多いように見えました。街のゴミ箱では、分別よりポイ捨てを防ぐことが優先されているのでしょうか。
また、ペットボトルのキャップが外れない構造になっていることも、日本との違いです。日本経済新聞の記事によれば、EUでは2024年7月から、キャップ一体型のペットボトル以外は販売を認めない規制が始まりました。ヨーロッパではペットボトルのキャップのリサイクルは不十分で、海岸
で見つかる廃棄プラスチックの多くを占めることから、一体化でこれを減らす狙いがあるようです。キャップをよく落としてしまう不器用な私にとってはありがたいのですが、友人には鼻に当たって邪魔だという人もいました。このように批判的な意見も多いそうで、EUでは27年7月までに規制の効果を検証し、必要なら見直すこともありうるといいます。
今回は、日本から訪れて特に違いを感じた点について考えてみました。日本にないものに出遭って便利だと感心することも、日本にしかなくて不便だと思うことも両方あり、互いに良い点を採り入れることが大切なのだろうと思います。残り少ない学生生活ですが、たくさんの新たな発見ができるよう過ごしていきたいものです。
参考記事
2024年7月2日付 日経電子版 「キャップ一体ペットボトル、欧州で義務化 伊藤園も対応」
