京都市内のホテル料金が以前よりも安くなっているというニュースが連日話題になっています。観光客の動向が変化する中、今こそ京都を訪れる絶好の機会ではないでしょうか。今回は、京都市内から少し足を延ばして訪れたい宇治市の魅力についてご紹介します。
宇治市は、歴史と文化が色濃く残る町として知られています。特に有名なのが、平安時代を代表する文学作品『源氏物語』との深いつながりです。最終章である「宇治十帖」はこの地を舞台に描かれており、静かで情緒あふれる土地として表現されています。宇治川周辺を歩くと、源氏物語のモニュメントが飾られ、物語の世界を堪能できます。
源氏物語モニュメント
(2025年2月20日筆者撮影)
そんな宇治を象徴する存在が、世界遺産にも登録されている平等院鳳凰堂です。平等院は1053年、藤原頼通によって建立されました。鳳凰堂は阿弥陀如来を安置し、極楽浄土をこの世に再現した建築として知られています。その美しい姿は10円玉の裏面にも描かれており、日本を代表する歴史的建造物のひとつです。池に映る鳳凰堂の姿はとても幻想的で、訪れる人々を魅了しています。
平等院鳳凰堂
(2025年2月20日筆者撮影)
もう一つ、宇治といえば欠かせないのが宇治抹茶です。香り高く、深い味わいの抹茶は多くの人に愛されています。筆者自身、「好きなアイスのフレーバーは?」と聞かれたら、必ず「抹茶!」と答えるほどの大の抹茶好きです。そんな筆者にとって、宇治はまさに夢のような場所でした。
昼食の時間帯には、宇治抹茶茶漬けを提供している「和夢茶カフェ」に入りました。抹茶の豊かな香りと、出汁のやさしいうま味が絶妙に合わさり、とても美味しかったです。抹茶を料理として楽しむという新鮮な体験ができ、宇治ならではの食文化を感じることができました。
宇治抹茶茶漬け
(2025年2月20日筆者撮影)
食後には「伊藤久右衛門 JR宇治駅前店・茶房」を訪れました。こちらでは抹茶のパフェを堪能しました。
宇治抹茶のパフェ
(2025年2月20日筆者撮影)
濃厚な抹茶の味わいと上品な甘さが口いっぱいに広がり、最後まで飽きることがありません。宇治抹茶を味わい尽くし、大満足でした。
歴史、文学、そして本場の抹茶を一度に楽しめる宇治市は、京都観光の中でも特に魅力的なエリアです。宿泊料金が比較的手頃になっている今だからこそ、少し足を延ばして宇治まで訪れてみるのはおすすめです。
参考サイト
宇治茶漬け 食べる宇治茶 京都宇治ご当地グルメ 宇治茶漬けhttps://ujichaduke.com/?kameiten=%E5%92%8C%E5%A4%A2%E8%8C%B6%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7
世界遺産 平等院 https://www.byodoin.or.jp/



