今朝、朝日新聞の一枚の写真に目を奪われました。「青い宝石」と呼ばれる野鳥カワセミです。2匹連なって飛ぶトンボがカワセミに止まりかけた瞬間を捉え、「意外な共演」と題名がつけられていました。読者の方が朝日新聞に投稿する「読者の新聞写真」に掲載されていました。
「意外な共演」朝日新聞デジタルより。
今日は野鳥観察、バードウォッチングについて紹介したいと思います。私は、小学生のときに探鳥会に参加してから虜になってしまいました。今では野鳥を素早く見つけることが特技の一つです。
バードウォッチングとは、公園などに出向き、双眼鏡や図鑑を使って鳥を探して観察することです。小学校が主催していた探鳥会では、週末に都内の公園や山に親子20人ほどで出掛けていました。当時よく行っていた井の頭恩賜公園(東京都・武蔵野市)では、ハトやカラス以外に、池の水面には水鳥のカイツブリやオシドリがいたり、池の端の茂みにはペリカンのような見た目のゴイサギがいたりしました。実はそこで、カワセミを何度も見つけ出したことがあります。この公園はJR吉祥寺駅から徒歩5分ほどという都市のなかにあります。そんな場所でも「青い宝石」がいるのです。
カワセミを見つけるのにはちょっとしたコツがあります。それは、鳴き声に耳を傾けることです。「キーキー」と自転車のブレーキ音のようなさえずりをします。耳を澄ませて、いる位置を絞ります。そして最後に双眼鏡を覗き込みます。双眼鏡を最初から使いたくなりますが、そうすると極端に視野が狭まります。なるべく使わず、場所を絞ることがコツです。
初めてカワセミを見た時は、コバルトブルーの美しさに見入ってしまいました。青い宝石と呼ばれるだけあると思いました。この記事で初めてカワセミを知った方でも、公園などで耳を澄ませたらカワセミを見つけることができると思います。水辺にいることが多いので、そうした場所に行った際にはぜひ探してみてください。
野鳥観察をしにわざわざ公園に行くのはハードルが高いですか。そんな人には、最寄りの駅から家まで帰る道に周りを見渡すことを勧めます。街中にはハトやカラスだけでなく、緑色の体で目の周りは白い「メジロ」や、尾っぽが長い「オナガ」など、意外と野鳥がいます。少なくとも私の住む武蔵野市では見かけることができます。歩きながらスマホを見たり、音楽を聞いたりするよりも、鳥のさえずりに耳を澄ませ、野鳥を探してみてはどうでしょうか。
参考記事
23日付 朝日新聞朝刊(13版S)16面 読者の新聞写真 7~9月