圧倒的な強さを誇る大横綱白鵬関が、横綱日馬富士関を千秋楽で下し春場所の優勝を決めました。白鵬の優勝回数は自身が持つ最多記録を更新し、2度目の6連覇を達成しました。
一つ、二つ上をいったような相撲内容だった
このように今場所を振り返っています。勝ち負けを超えて内容を重視するのは横綱だから、ではなく白鵬関だからとまで感じてしまいます。ここ数年は他の横綱、大関を圧倒しておりまだまだ衰え知らずといえそうです。あとどれくらい優勝記録を更新するのだろう、と期待せずにはいられません。
相撲人気をけん引しているのは間違いなく、横綱白鵬であると思いますが素人目からみるとどうせ優勝するのはまた白鵬だろう、と面白みに欠ける部分もあります。ヒーローがいることは人物目的で観戦に訪れる固定客をつくることに貢献しますが、新たに相撲に関心を持つ動機としては弱い気がします。わくわく期待させるような優勝争いをする展開でなければ全世代に注目を浴びることは難しいのではないでしょうか。
他のスポーツでも熾烈な優勝争いをしているシーズンであるほど多くの人が観戦に訪れています。若い人たちの間で優勝予想がされるくらい盛り上がれば、スポーツの観戦料金としては高めである大相撲でも若者の観戦が増えるはずです。将来有望な若手力士たちの台頭が待ち遠しいですね!!
参考記事:朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞 スポーツ面