ペットも大切な家族の一員。あるべきペット墓の姿とは。

家族の一員として愛されているペットたち。飼われている方は少なくないことでしょう。筆者の家にも、10歳になるジャックラッセルテリアがいます。帰宅すると、どんな時にも一番に迎えてくれて、元気づけてくれる。そんなかけがえのない存在です。ただ、最近はめっきり老け込んでしまいました。白髪が混じり、白内障も見られます。疲れやすいのか一日の大半を寝て過ごしています。元気いっぱいに、じゃれ回っていた子犬時代は、つい先だってのことだったように思い出されるのですが。

 

調べてみると、犬は人間より成長スピードが早く、7歳を超えると高齢犬の仲間入りをしてしまうそうです。いうまでもありませんが、寿命は人間よりはるかに短いということです。大切な家族の一員が亡くなってしまった後、どのように供養したらいいのでしょうか。

 

近年、飼い主と同じお墓で眠らせたいという要望をよく耳にします。しかし、その願いは長年叶わないものでした。今朝の朝日新聞がその背景を解説しています。

それによると、仏教における動物のとらえ方が根底にあります。日本において最も信者が多い仏教の信徒の多くは、長らく先祖代々受け継がれているお墓に入ることが当然でした。ペットを「畜生」と見る仏教では、人間と同じお墓に入ることはタブーとされてきました。動物は死後も輪廻転生を繰り返すとされており、死後すぐに極楽往生できないというのです。

 

ただ、社会全体でのペットに対する考え方が変わってきているのは事実です。寺院によっては、同じお墓に入ることを許されているケースも増えつつあります。

 

一軒家が中心の時代は自宅の庭に埋葬するというのが主流でした。ところが、昨今ではマンション住まいが増え、ペットと同居できるところも増えています。そのため、火葬の後、ペット霊園に供養するか、自宅で供養をするという家庭が一般的になりました。「一緒のお墓に」という希望が増えるのも、自然の流れでしょう。

 

気になりだしたので、墓石屋さんでペット用のお墓を見せてもらいました。

▲自宅にも置くことができるペット用お墓 愛犬の写真を彫ることもできます。

写真の墓石は寺院が許可してくれれば、同じ墓地内に置くこともできるタイプです。庭に置いたり、仏壇代わりに室内に据えたりできます。

 

今はやりの「終活」をペットにも。愛犬の老後とその先をどうするか。考え続けることになりそうです。

 

(参考記事:朝日新聞2019/04/05朝刊 社会面 ニュースQ3『ペットも家族の一員。同じお墓に入りたいけど…』)

(参考文献:https://www.e-ohaka.com/guide/basic/206/

https://syukatsulabo.jp/grave/article/6661

https://wanpedia.com/the-life-span-of-dogs/ )

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