今朝の朝日新聞に大学生の海外留学の60%以上が1か月未満だという記事が掲載されていました。その背景には早期化した就活があると書かれています。
2020年度入社の就職活動は2日前、解禁になりました。ですが、事実上始まっていて、早い人では3年次の5月からスタートさせています。筆者も夏から冬にかけて、複数の社のインターンシップに参加していました。一部企業では面接も始まっています。数日前、会った友人は既に内定を貰っているとも言っていました。
就活をしていて思うことは「留学は有利なのか」です。筆者は留学経験がありません。インターンシップ初日の自己紹介で留学経験を話す学生が多くいます。先日参加したインターンシップで社員の方に留学をした方が良いのか聞いてみました。すると、話のネタにはなるが、オリジナルのエピソードがあれば良い、とのこと。少しホッとしました。
留学1か月未満が増えている理由の一つとして、就活のために長い期間は行けないが、採用試験で話す材料に必要と思う学生が多いからだと考えています。現在、通っている大学の留学プログラムも3週間から1か月のものがほとんどです。一方、半年や1年のものは手続きが難しく、お金もかかり、誰でも行けるわけではありません。筆者も留学すべきか考えましたが、就活のこと、費用のことを考え断念しました。
先ほどの記事では、留学は3か月以上行こうと書かれていました。でも、1,2年次は大学の授業、3年は就活。3か月間も日本を離れるのはそう簡単ではありません。来年度からは経団連の規定がなくなり、就活がより早まることも懸念されています。
就活のための大学、そして留学になっていると言えるのではないでしょうか。
参考記事:
3日付 朝日新聞朝刊 13版 30面(教育) 「海外留学60%超が1か月未満」