「愛」 ¥14/ml

きれいだから愛されるのか、愛されるからきれいになるのか。最近、50代や40代の女性タレントが10歳以上年下の男性と結婚するというようなニュースをよく見かけます。あくまでも私見ですが、可愛らしい年下彼氏や憧れの年上彼女の人気も、なんだか高いような。やっぱり、しっかりしていて頼りになる、年上の女性って魅力的なのかもしれません。

上に挙げた「愛」の値段、実は今日の朝刊に載っていた九州アスリート食品の「長崎県産 生姜シロップ」の値段(200mlで2880円也)なのですけれども、一緒に掲載されていた「女性には、やっぱり愛が必要なのか?」というコラムがまた面白い。恋をすると女はきれいになるとは昔からよく言いますが、女性の美の源は愛なんじゃないか、という切り口に、確かになぁと思いながら読み進めていました。彼氏の惚気話をしているときの女の子って、うっとうしいけど確かにかわいい。

見た目が美しければ自動的にある程度愛されます。そう考えると、「愛」って資本なのかもしれません。mlあたり14円で資本になる「愛」が買えるのなら、悪い投資話ではないという気にもなってきます。まずは「自己愛」で女を磨いて初期投資をしておいて、資本になる「愛」を貯蓄しておきます。そこからさらに強い「愛」を外から積み重ねていけば、経済が回るように「愛」の規模が大きくなっていくでしょう。その内「愛」のインフレが起こって愛情バブル経済にでもなり、もしかしたら愛情恐慌が起こるかもしれませんが。

外見ではなく大切なのは中身だといっても、中身を磨くと自然と外見に現れるものだと思うので、やっぱり「目に見える部分の美」って生きていく上ではとても大切。生姜シロップにしろ化粧品にしろ美容整形にしろ、愛や美がお金で買えるようになった昨今の女性は、歳をとっても魅力的です。美魔女という称号が一般的になってきた今日この頃、50代、60代を過ぎても年齢を感じさせない若々しい女性や、若作りしているわけでもないのにピチピチの頃より一層きれいになる女性が増えてきています。きれいな女性が多いのはいいことですね。誰だって、肌や髪がきれいで、健康的な身体つきをしていて、華やかでセンスのいい服装をし、すれ違うとちょっといい匂いのする女性が好きです。

愛って、ある程度はお金で買えるようになったんですね。
っていうか愛って、お金がかかるんですね。

参考記事:
18日付 朝日新聞朝刊(大阪10版) 20面(全面広告) 「女性には、やっぱり愛が必要なのか?」