暑さも和らぎ、いよいよ秋がやってきました。秋と言えば、「読書の秋」ですよね。
今朝の読売新聞にその「読書の秋」の訪れを感じさせる記事が掲載されていました。9日に東京都にある成蹊大学で、「第5回全国高校ビブリオバトルin東京」が行われたというものです。優勝した2人には来年1月20日に開かれる決勝大会への出場権が与えられました。
ビブリオバトルとは、お薦めの本の魅力を語り合う書評合戦です。ルールは、まず発表者が読んで面白いと思った本を紹介します。その後、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準に参加者全員が投票し、最多の票を集めたものを『チャンプ本』とするというものです。
私は、今回の大会にアルバイトスタッフとして参加しました。お気に入りの本を紹介する大会があるとは知らなかったこともあり、興味を持ちました。何人かの発表を見学したのですが、大勢の人を前に物怖じせず、雄弁な高校生たちの姿に、尊敬の念さえ抱きました。内容も素晴らしく、誰が優勝してもおかしくないと思いながら。
大会後に行われた懇親会で、優勝者の一人、千葉県立国分高校2年広部太一さんお話しする機会があったのですが、「校内予選で出場者が集まらず、仕方なく出ることになった友人の代わりで予選に出たところ、優勝しここまできた」と言います。
ビブリオは、本好きなら手軽に始められるものです。読書好きの発表者たちに触発されてなのか、私もやってみたいと思いました。この秋、お気に入りの本を見つけて周囲に紹介する機会を作ってみてもいいですね。
参考記事:11日付 読売新聞朝刊 (13版) 28面 (地域) 「高校ビブリオ広部さんV」
9日付 YOMIURI ONLINE 「ビブリオバトルin東京、国分高の広部さんらV」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20180909-OYT1T50076.html