今朝の日経新聞を開くとこんな言葉が目に飛び込んできました。
「共学では男子学生に遠慮してリーダーにならない女子学生が少なくない。女子大なら全学生が学園祭や部活などでリーダーになる機会が多い」
確かにそうかもしれない。私は中学校の3年間を女子校で過ごしました。高校は共学でした。共学のクラスの中心は男子になりがちです。
共学にいる女子は、あまり意見を言わないイメージがあります。それに対し、女子校では他人にはっきりと自分の意見を言う。男子からの目がないからこそ、逞しくなるのではと感じています。加えて、クラスの団結感と学校行事への熱は、共学に勝っていると思います。
今朝の日本経済新聞には、女子大でのキャリア重視教育について書かれていました。例えば、実践女子大ではリーダー育成に力を入れています。女子のみの環境で育ってきたからこそ発揮できたリーダーシップを実社会でも生かしてほしいと期待しているそうです。
同志社女子大では学生向けの起業セミナーを実施しています。私が通う中央大学にもこのようなセミナーはありますが、「女子向け」というのは見たことがありません。これから就活を迎えるため、思わずいいなと思ってしまいました。
これまで良妻賢母を育成する印象を持たれがちでした。ところが、学生数の減少と加速する社会進出の流れを受けて変わってきているように思います。人口減少が進む中、日本がこれからも成長し続けるためには、女性が積極的に社会に出て働くことは必要不可欠です。朝日新聞には、クレアン社長薗田綾子さんの記事が掲載されていました。女性が、経営のトップを務める会社が増える日もそう遠くないかもしれません。
女性の社会進出がますます進み、男女の共同参画が叫ばれている今だからこそ、別学ならではのメリットに目を向けてみても良いのかもしれません。
参考記事:29日付 日本経済新聞朝刊 27面(大学) 「女子大キャリア重視の波」
同日付 朝日新聞朝刊 5面(総合5) 「企業の成長 女性は不可欠」