７月３日。サッカーワールドカップロシア大会で、日本がベルギーにあと一歩で負けてしまった日です。テレビの前で落胆してしまった私ですが、悔しいというよりも、こんなに綺麗な負けがあるのかと、少し驚いてもいました。

そして、気付けばもうベスト４が揃っています。トーナメント形式なので、いわゆる「準決勝」です。フランス、ベルギー、クロアチア、イングランドの４カ国。どのチームも、ヨーロッパを中心に活躍している選手を擁しています。

そして今回も、評論家のような人間にとどまらず、世界各地で試合結果を予測する、タコなどの生き物が数多く現れています。そこで、小、中学校とサッカー部員だった私も負けていられないと思い立ち、今まで観てきた試合から結果をすることにしました。どこまで確実かは保証の限りではありませんが、直感は当たる方なので頑張ります。

まずは、フランス対ベルギーから。

両国ともに、多くのタレントが大会で活躍しています。とくに、フランスはムバッペ（エンバペとも呼ばれています）、ベルギーはアザールが試合を決定づける力を持っています。そして、両チームとも得意とするのは素早いカウンターです。相手が自陣に戻りきる前に縦の速い動きでゴールを攻略するという、一見すると単純な攻撃法です。しかし、個人技に加え、チーム全体が連携しないと難しい戦術です。

では、結果はどうなるのか。３－２か１－０でベルギーの勝利と予想します。

ワールドカップは、ある意味、「運」が試合を決めることもありますが、なんと言っても「勢い」が重要だと思います。例を挙げると、４年前のコスタリカや、今大会のロシアです。中４日ほどで行われるワールドカップでは、試合外のチームの雰囲気が重要です。「初戦が重要」とよく聞きますが、これはチームに勢いをつけるために不可欠であるからです。

両チームともに攻撃力を発揮して、点の取り合いになるか、実力が拮抗して一点を奪った方が勝つ展開のいずれかだと思います。また、注目したいのは時間帯です。０：００～１５：００と４０：００～４５：００、そして４５：００～６０：００と８５：００～９０：００辺り。いわゆる「前後半の始まりと終わり」で、この時間帯に試合が動くことが多いのです。そして、「勢い」のあるチームはどちらか。フランスはグループステージ無敗で勝ち上がってきましたが、ベルギーはなんと２０１６年９月にスペイン戦で負けてから無敗という、驚異的な結果を残しています。

以上のことから、ベルギーが勝利すると結論付けました。

次に、クロアチア対イングランドですが、２－１か２－０でイングランドが勝利すると思います。

今まで、両チームの試合を観てきましたが、クロアチアは何とか勝ち残っている印象です。２試合連続のPK戦で、選手は精神的にも肉体的にも疲労していると思われます。一方のイングランドは、きっちり勝っています。強さのカギはゴールキーパーです。ビッグセーブをすれば、前線にも励みになります。ここまで勝ち上がってきたチームには、ゴールキーパーの調子が良いという要素があると思います。

最後に、優勝チームですが、私はベルギーに一票です。内容まではまだ分かりませんが、先ほど記したとおり、「勢い」と「ゴールキーパーの質」の両方において、どこよりも優れていると思うからです。

言うまでもありませんが、これは私個人の独断です。多くの予想は戦術や、選手に焦点を当てがちですが、それよりも「勢い」のように、目に見えないようなものが試合を決定づけると思います。残りわずかとなったワールドカップを、思う存分楽しみましょう！

参考記事：

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