中古が主流に?今日のお買い物事情

皆さんは、買い物で「新品」か「中古品」のどちらを選びますか。筆者は、機械類や衣類などは新品、本やゲームソフトなどは中古を買っています。

今朝の朝日新聞に、インターネットの普及により、ネット上で中古品を取り扱うフリーマーケットアプリが盛り上がっているという記事がありました。その中でも、昨年末に国内でダウンロード数が6000万を超え、また日本、アメリカ、イギリスを合わせると1億を超えた「メルカリ」が注目されています。

なぜ「メルカリ」のようなアプリが急成長しているのでしょうか。30代以下の若い世代に焦点を当て、本紙には以下のような説明があります。

メルカリ利用者と非利用者への意識調査では、商品購入時に「新品なのが重要」と考えるのは3割に満たない。

今の時代、「新品」は魅力的に映っていないように感じます。

さて、「新品」と聞いて浮かぶイメージは何でしょうか。筆者は、高価なものや長期的に使用できるものという、安全な印象を持っています。では、「中古品」はどうでしょう。他方と比べて優れている点がありますね。それは、「相場よりも安く購入できる可能性が高い」ことです。

筆者は、高校生時代に友達と以下のような会話を交わしたことがあります。

 

筆者「英語のリスニング用のCDがなかなか高くてさぁ、3000円くらいしたよ。」

友達「えっ?どうせスマホかウォークマンに音源入れるし、使った後どうするの。」

筆者「う~ん・・・。どこかにしまうかも。」

友達「もったいないから!自分は『メルカリ』で買うからね。」

 

後日、その友達は全く同じものを3分の1の値段で購入したと教えてくれました。高校生でも気軽に扱える手軽さで、かつ安価で手に入るという利便さが、ヒットにつながったのだと思います。

しかし、トラブルも数多く発生するそうです。例えば、購入したのに届かない、写真とはまったく異なる品物が届いたなど、購入者側が被害に遭う場合が一般的ですが、なかには出品した商品の値段を下げるよう要求されるなど、出品者側が迷惑を被る例もあるそうです。

「中古品」が「新品」とそれほど変わらない価値を持っている今日この頃。子供にあげる誕生日プレゼントやプロポーズの為の結婚指輪が、「実はメルカリで」などというジョークのようなことが起こる日も、そう遠くないのかもしれません。

 

参考記事:

17日付 朝日新聞朝刊 13版6面「中古品市場拡大 『所有』から『共有』の時代へ」