ペット、本当に飼いたいですか?飼えますか?

テレビ東京系列で特番として放送されている「池の水、ぜんぶ抜く」という番組にはまっています。名前の通り、池の水を全部抜き、野生化してしまったアカミミガメやブラックバスなどの外来種を捕まえる、といった企画です。中にはなぜそんな生き物までいるの、と思うこともあり、過去5回会った放送の中では、ワニガメやウーパールーパーなどが見つかったこともあります。

外来種が住み着いてしまったせいで、在来種が数を減らし、もともと成り立っていた生態系のバランスが崩れてしまう。そして、それはペットとして飼った飼い主が、買いきれなくなって捨ててしまったことに起因する「人間の身勝手な行動」が原因である、外来種生物も被害者であることをナレーションで何度も伝えていました。

本日の朝日新聞朝刊では、野良猫に対しての餌やりについての記事が掲載されています。それによると、条例で「迷惑行為」として禁止している自治体があり、その目的は「殺処分を減らすこと」にあります。以前あらたにすの特集記事で、野良猫を減らし、「地域猫」にする取り組みを紹介しました。(【特集】「さくら耳」で減らそう猫の殺処分

近年、ペットブームが到来していると言われています。飼われているペットの数自体は減っていますが、1匹あたりに使われるお金が増えているのです。新たなライフスタイルとして「ペットともに生きる暮らし」が定着しつつあります。しかし、過去に一度あらたにすで紹介されたように、一度「里親」として譲渡を受ける選択肢を検討してみることも必要ではないでしょうか。(ペットショップに行く前に

ただ、ペットを飼っていない筆者からすると、そもそも「そもそもペットを飼う必要があるのか、最後まで飼えるのか」ということを考えてしまいます。飼い始めたときはかわいいと思っても、エサやりや散歩など、面倒なことが多いと思います。それを犬や猫なら10年以上も続けなくてはいけません。眺めているだけで十分と思うことも、かわいいペットのためです。

参考記事:
21日付 朝日新聞朝刊(東京12版)29面(生活)「野良猫の餌やり 共生の道は」