小中一貫 〜進むか教育改革〜

小学校と中学校の区切りをなくす「小中一貫教育」の制度化についての初の実態調査の結果が公表されました。

19日の中央教育審議会特別部会に報告された調査結果報告によると、今年5月現在で小中一貫教育を実施しているのは全体の12%にあたり211市区町村。未実施の1532市区町村に検討状況を尋ねると、「特段の取り組みなし」が60%、「国・他市町村の状況注視」が29%にのぼった。「今後実施予定」「検討中」といった前向きな自治体は計11%にとどまった。(=日経新聞)

皆さん、この数字どう感じましたか。私は「12%、まだまだ少ないな」と感じました。小中一貫には、「中一ギャップ」(中学校の環境になじめず、不登校が増えること)の解消に効果があると言われています。今回の調査でも実施校の9割が中一ギャップ解消に効果があると回答し、学力向上に効果があるとした学校も4割を超えました。

では実施が進まないのはなぜか。

「小学校と中学校の教員緒間で指導法を調整する会議が増えたり、一人の教員が小・中両方の授業を担当したりすることが背景にある」「現状では小・中学校が連携するための時間的余裕が教員には少ない」(=日経新聞)

小中一貫教育、皆さんはどう思いますか。小中一貫教育を受けられた方、近くの小学校・中学校で実施されてるという方、ぜひ体験談をお寄せください。そして教育改革はこれからどう進むべきでしょうか。ご意見お待ちしています。

参考にした記事:19日付け日経新聞(夕刊・大阪4版)社会面「小中一貫、教育負担重く」

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