あなたは知ってる?これ何のマーク?

政府が行った「母子健康に関する世論調査」によれば、マタニティマーク(クリックすると厚生労働省のHPに飛びます)を知っている男性はわずか3割ほどしかおらず、小児救急電話相談ダイヤル「#8000」を知っている人は1割にしか満たなかったとのこと。恥ずかしながらわたしもマタニティマークは見たことがあるような気がするといった程度の認識であり、小児救急電話相談ダイヤルに関しては全く知りませんでした。

マタニティマークとは、妊婦の方々は様々な身体的苦労を抱えているにも関わらず外見上は妊婦であると判断することが難しいため周囲の人々が配慮しにくいという問題を解決するためのものです。マタニティマークの存在は妊婦の方が体調を崩し道で倒れてしまった場合などにいち早く状況を周りの人に伝えることが出来ます。

この政府調査により改めて日本は子どもを育てる環境としてはまだまだ整っていないといえそうです。不妊治療には公費助成が受けられることを知っている人は35%に過ぎませんでした。いくら仕組みだけ子育て先進国の方法を真似ても日本の少子化が止まることはないのではないでしょうか。こういった子育て支援の仕組みが知られているのは主に子育て世代であり、それ以外の世代では著しく認知度が低くなっています。全世代でバックアップしていかなければならないでしょう。そのためには教育の現場で子育てにとどまらずもっと社会で生きるための知識を身につけなければならないと私は思います。若者が社会参画について学ぶ機会が生まれれば、社会を支える仕組みが存在することも他の世代に伝わることになり、将来的には教育を受けた世代が日本を引っ張っていくことが期待できると思います。

みなさんは「マタニティマーク」知っていましたか?日本が少子化を食い止めるために、子育てをしやすい国にかわるためにどんなことが必要だと思いますか?ご意見ををお聞かせください!!

【参考記事】

9月14日付 日本経済新聞(12版) 社会面「妊婦へ配慮 マタニティマーク」

同日付 読売新聞(13版) 政治面「妊婦マーク知ってる?」

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