2020年の東京オリンピックにあわせ、政府がカジノ開設を認める検討に入ることになりました。みなさんに伺いたいことはふたつ。 カジノが出来ることに賛成ですか?反対ですか?もし出来るとしたらどこに建設してほしいですか?
政府は、マカオやラスベガスのようにカジノが乱立するものではなく、ホテルや会議場、ショッピングモールなどの大型 リゾート施設の一角にカジノを併設するシンガポールを目指したいと考えているようです。カジノだけでなく、 ショッピングを楽しんだり、宿泊をしたりと、多様な目的を持った観光客を引き込めるという点では、カジノ開設の メリットといえるかもしれません。ただ、子供連れの観光客が来る可能性もあり、親が子供をどこかに預け、ギャンブルに興じる という姿が見られるようになるかもしれません。
心配される依存性対策に関しては、訪日外国人は入場料無料にするが、日本人には数千円程度の入場料を取るようです。 日本人は、諸外国に比べて依存性の利用者の割合が高いと言われています。賭博をする人のうち、依存性のある人が 諸外国では2%程度なのに対し、日本は1割近くといわれています。数千円程度の入場料が、果たして依存症対策に なるのかという疑問が残ります。
また、治安対策も不安です。カジノの性質上、莫大な額の動くのは仕方ないとしても、それが反社会的勢力の資金源に なったり、資金洗浄の温床になる可能性があります。テロ資金対策、周辺の治安対策など、課題は山積しています。
建設予定地の候補として、日経新聞では、北海道、千葉、東京、神奈川、大阪、長崎、宮崎、沖縄を挙げています。 特に人工島建設を目指す大阪、豪華客船の入港が見込める横浜、国際観光拠点を目指す沖縄が有力ではと言及しています。 一方、カジノ建設に消極的な舛添知事の意向もあり、政府が東京を建設予定地にする可能性は低そうです。
競艇、競馬、宝くじ…いわゆる賭博といわれるものは日本には多くあります。カジノが出来ることで、 「ギャンブル」がもっと身近になるでしょう。
みなさんはカジノ建設、賛成ですか、反対ですか。もし建設したら行きたいですか?そもそもカジノって必要ですか? たくさんの意見をお待ちしています!
26日付け日経新聞(東京・14版)1面『カジノ 20年までに3ヶ所 政府検討 大阪・沖縄など候補 治安・依存症対策が前提』