スマートフォンは、子供たちの生活に必要か。

読売新聞8面『新トップに聞く2014』でミクシィの森田仁基氏のインタビューが掲載されています。昨年10月に配信を始めた「モンスターストライク(通称モンスト)」。最大4人が参加出来るスマートフォン向けのゲームです。利用者数は累計900万人を突破し、台湾に進出するなど、世界展開も進める予定だといいます。私の周りでも、この手のゲームに熱中している人も少なくありません。

このゲームは若者や大人だけでなく、子供たちにも浸透しています。スマートフォンのゲームに熱中する子供の姿。最近よく見る光景ではないでしょうか。一体どれくらいの子供たちがスマートフォンを利用しているのか調べてみました。

内閣府の調査(平成26年2月発表)によると、通信機器を所持しており、中でもスマートフォンを所持している割合が、小学生13.6%、中学生47.4%、高校生82.8%。使用目的はインターネット閲覧、SNS、ゲーム等があげられます。使用時間が2時間以上に及ぶと回答した青少年が39.8%。約4割の子供たちが、2時間以上スマートフォンに夢中になっている事が分かります。危険を防ぐために必要なフィルタリングですが、スマートフォンを所持している小学生の50%しか規制がかけられていない事が分かっています。出会い系サイトやワンクリック詐欺など、知らず知らずのうちに危険なページを閲覧している可能性があります。

また、こういった問題だけでなく、インターネットやSNSを利用したいじめも起きています。掲示板の書き込みや裏サイトなど、比較的、大勢の目に触れ易い場所で起きていたものも、今ではLINE等のSNSが利用され、大人や教師が立ち入るのが難しいものへ変化してきています。

スマートフォンやタブレットなどは私達の生活を豊かにしてくれました。しかし、子供たちの生活に、果たして必要な物でしょうか?今や、ただの連絡手段ではなくなった携帯電話を上手く付き合っていく方法を、いまいちど考えなければならない時期なのではないでしょうか。

みなさんのコメントをお待ちしています。

 

19日付け読売新聞(東京14版)(経済8面)『新トップに聞く2014 ミクシィ 森田仁基氏「モンスト」旋風 世界中に』

参考データ http://www.as-child.com/blog/1025『平成25年度青少年インターネット利用環境実態調査 調査結果』より

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