Z世代を取り巻くSNSという存在。Twitterやinstagramなどは、ほとんどの若者が利用しています。
インスタグラムといえば、ストーリー機能。スライドショーのような形式で写真や動画を投稿できる機能です。よく見る、ありがちな投稿は、おしゃれなカフェに行ったよ~だったり、ショッピングしたよ~だったり。休日、昼過ぎに起きてインスタを開くと、そんなキラキラした投稿ばかり。昼過ぎまで寝ていた自分が、なんだか虚しく思えてきます。
ストーリー機能の良さとしては、やはり気軽に投稿できるところにあると思います。しかし、インスタグラム=おしゃれ、そんなイメージはないでしょうか。構図にこだわり、おしゃれに撮って投稿、そんな若者が多いと思います。
そんなZ世代の中で今話題沸騰な、TapNowをご存じでしょうか。簡単にいうと、スマホのウィジェット機能を使って写真を共有するアプリです。コンセプトとしては、「これまで触れたどんなSNSよりも気軽でシンプルで、日常的な写真や動画を仲の良い友達と送りあえる」です。華やかでキラキラした投稿に劣等感を感じてしまう、SNS疲れを感じている若者にはうってつけのアプリです。
インスタグラムは、フォロー、フォロワー欄から友達の友達をフォローすることができます。一方、TapNowではそれができません。そもそも、相手がどの人をフォローしているのか見ることができないのです。友達にユーザーIDを教えてもらう、もしくはQRコードを見せてもらうことでしか、その友達をフォローすることができない仕組みになっています。このように、狭いコミュニティーでの共有なので、インスタグラムなどよりも気軽に投稿することができます。これがTapNowの魅力です。
また、写真には、落書き感覚で文字や絵を描くこともできます。友達の投稿を見ていると、食べたものを適当に載せたり、布団にくるまった写真を投稿したり。正直割とどうでもいいようなことばかりです。インスタグラムでいう、「映え」を考える必要なく、どうでもいいことをTwitterで呟く、そんな感覚で投稿することができます。
若者が多く利用していた、位置情報共有アプリである「Zenly」も2月3日を持ってサービスが終了します。そんなSNSの過渡期でもあるともいえるこの時期、TapNowはTwitter、Instagramに次ぐSNSへ台頭していくのでしょうか。
参考記事: 日本経済新聞 電子版 27日付 位置情報共有アプリ「ゼンリー」終了