中高年のみなさん!そのLINE、若者に送る前に考えて!

最近、LINEなどチャット機能のあるSNSで、話題に上がるのが「おじさん構文」です。おじさん構文とは、いわゆる絵文字や片仮名を多用した長文。中高年に多く見られます。

筆者のような大学生のようないわゆるZ世代では、ウケ狙いでわざと多く絵文字を使うなどして、「おじさん構文」を真似てLINEを送りあうことも多々あります。

バイドゥ株式会社「Simeji」より引用

 

Wikipediaで、「おじさん構文」と調べると、相手と親しくしたい下心が背景にあり、「やたらと多い句読点」「乱用される絵文字と顔文字」「キモい見当違いの誉め言葉」「馴れ馴れしい」「上から目線でありがた迷惑な心配」「疑問文」などが特徴。また、「冗談だった」と本人的には主張できる余地をつくることによって、相手に拒絶されて傷つきたくないという自己主張をみせることもあり、そのバランスの歪さが読み手に嫌悪感を与える。

と何とも言えない、否定的な意見が目につきます。

少し前までは、中高年のLINEといえば絵文字を使わない、いわゆる「黒文字」が多かった印象があります。なぜ、今では「おじさん構文」が流行りだしたのか。それは、中高年が若者を怖がらせないための「気遣い」です。

黒文字だと、なんだか業務的になってしまったり、そっけない印象を持ってしまったりしがち。そんな状況を打破するために提案されたのが、「絵文字を使おう」という考え。その「絵文字を使う」ということへのアプローチは間違っていなかったとは思います。しかし、その使い方や適度な利用回数への考え方が、若者と中高年で一致しなかったようです。

若者は、簡潔に短い文で送りあうのが一般的。対して中高年は長文。増して普段自分たち若者が使わないような絵文字を多用していると、少々違和感を覚えてしまう人も多くいます。絵文字を使うこと自体は全然悪いことではありません。しかし、その使い方によっては、相手に不快な思いをさせてしまうケースも。それを直接的に気持ち悪いとは言わず、「おじさん構文」と呼んでいることが、若者の、中高年に対する「気遣い」なのでしょうか。

 

参考記事 読売新聞 4日付 12版17面 「おじさん構文」若者が注目

参考【Simejiランキング】Z世代が選ぶ!!「気になるおじさん構文の特徴TOP10」|バイドゥ株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)