大型連休 札幌もようやく春

大型連休も間もなく折り返し地点です。本州では、初夏を通り越して夏のような日々が訪れるようですが、筆者の住む北海道はちょうど桜の季節を迎えています。まだ雪が少し残っているところもありますが、桜前線がようやく到達し、札幌近郊はお花見シーズンの真っ只中です。

筆者は、札幌有数の桜の名所である北海道神宮に行ってきました。

北海道神宮は、北海道の開拓・経営の守護を目的に、明治天皇の指示で建立されました。明治2年に開拓使が設置されたのに伴い、東京の神祇官で行われた「北海道鎮座神祭」が神宮の始まりとされます。現在では、北海道総鎮守として人々に崇拝されています。

北海道神宮 (2日筆者の友人撮影)

坂がほとんどなく森に囲まれているという点で、明治神宮に似ているでしょうか。周囲の樹木も白樺ではなく、本州でなじみの深い杉や檜が多く、東京の神社にいるような錯覚を覚えました。しかし、開拓の歴史を考えると、このような印象は場違いかもしれません。

北海道神宮はとても美しい場所です。新緑の境内は、威厳と静けさをたたえながらも、木々の若葉色のせいか開放感に溢れていました。筆者は、草木が一斉に芽吹き、色をつける遅い春がとても好きです。

桜に関しては残念ながらまだ八分咲きでしたが、梅が見頃を迎えており、公園は鮮やかなピンク色に染まっていました。

参道には、食べ物の屋台が軒を連ねています。お好み焼き、フランクフルト、たこ焼き、焼きそば・・・20以上はあったでしょうか。お祭りのような光景を目にしたのは、おそらく3年ぶりです。大阪焼き屋台の店主に話を聞きましたが、花見シーズンに店を出すのは2019年以来とのことでした。

参道に軒を連ねる屋台(2日筆者撮影)

天気がすぐれなかった影響か、人出はそれほど多くはありません。それでも、屋台周辺は賑わいを見せていました。ただし気温は13度。暖かい食べ物の店が繁盛していました。

ちなみに、筆者の友人は、凍えながらソフトクリームを食べていました。筆者は、それを横目に出来立てのお好み焼きをいただきました。

 

 

参考資料:

『北海道総鎮守 北海道神宮』配布パンフレット

 

参考記事:

4月30日付 朝日新聞デジタル 「札幌の桜、今が見ごろ 円山公園にぎわう」