コロナ禍で品薄 スポーツ自転車

新型コロナウイルスの流行が始まってから、2年以上が過ぎました。未だ様々なことで影響が出ていますが、私たちの生活と密接に関わっていることといえば、感染拡大による商品の品薄ではないでしょうか。デマによってトイレットペーパーやマスクが買い占められてしまったり、半導体不足でゲーム機などが手に入らなくなったり、色々な理由で品薄になる状況を体験してきました。

現在も、コロナの影響を受けて供給が安定しないものは色々とあります。その中の1つが自転車です。先月、以前から興味があったのと友人の勧めもあり、サイクリングを始めようと、自転車販売店を訪れました。事前に調べ、通常の自転車よりも車体が軽く、長距離を速く走ることに適したスポーツ自転車の購入を考えていました。しかし、店に入ってすぐ店員の方が「今、在庫が少なくて・・・」と一言。筆者の探していたモデルは早くても3ヶ月後の納車になるとのことでした。

パンデミックによって、移動手段やエクササイズとして自転車を求める人が増えたことや工場の稼働もコロナの影響を受けており、世界的な需要の増加に供給が追いつかない状況が続いていると言います。店員の方によると、車体はほとんど出来上がっていても、一部の部品だけが供給されず出荷できない状況が多いそうです。一部のモデルに関しては、「4色もあるのに、未だに黒の自転車しか見たことないくらい在庫が入ってこない」とのことでした。

結局、最初に訪れたその店舗での購入は諦めました。その後、様々なお店を周り、5店目にしてようやく、すぐに納車可能で、色や値段も満足できる自転車に出会うことができました。これからロードバイクを始める人向けのもので、筆者が店を訪れる数日前に入荷したそうですが、最新の2022年ではなく、2021年モデル。出荷が遅れ過ぎて、1年前のものが最新モデルになってしまっているとのことでした。

自転車販売店のサイトでお知らせを見てみると、当面もこの状況が続くとのこと。自転車に限らず、多くの商品がコロナ前のように供給され、苦労して手に入れたり、何ヶ月も待って購入開いたりする必要がない世の中に戻ってほしいと改めて感じました。

 

参考記事:

3月15日付日経新聞朝刊13版 1面 「中国、コロナ急拡大で工場停止」

参考:

https://www.bike-plus.com/news/2022-model-delivery