速報　東京コロナ感染者数２８４８人　過去最多を更新

正直、最近感染者数を気にしていなかった筆者。しかし、昨日のこの速報値には思わず、「多っ」と口に出してしまいました。２０００人を超えたのは、１月１５日の２０４４人以来約半年ぶり。そして今日の感染者数は３１７７人。７月１９日から、９日連続で１０００人を超えています。

そんな中、昨日Twitterのトレンドに上がっていたのは、「＃五輪やめて命をまもれ」と「＃オリンピックは関係ない」という二つの相対するハッシュタグ。命をまもれ派の意見としては、「菅首相の、国民の命と健康を守ることより五輪優先はないという発言は嘘だったのか」「オリンピックを中断し、感染対策に専念すれば救える命もあっただろう」。一方、関係ない派には、「路上飲みとか要請を無視している飲み屋が増えて、人流が増えているのが要因だ」「無観客で誰も観に行ってないのに広がるわけないだろ」といった声。

そして菅首相は２７日、記者団の取材に対し、人流も減っているし、開催中の東京五輪を中止する選択肢はないと明言しました。

一概に、どちらの意見が正しい、間違っているとは言えませんが、筆者は、五輪の中止には反対です。正直、一か月前までは、「オリンピック楽しみ！」という気持ちよりも、本当にこの状況で開催するのか、大丈夫なのかという不安が勝っていました。しかし、いざ開幕し、選手たちの活躍、そして笑顔を見て、ああ、無事開催出来て良かったなあ、日本人で良かったなあ、と素直に思ったのです。

純粋な気持ちで選手を応援できない人がいるのも事実ですし、それは仕方のないことだと思います。五輪開催の可否には様々な意見があって当然です。しかし、ここで一つ言いたいのは、何でもかんでもオリンピックのせいにするのは筋違いではないか、ということです。

「オリンピックのせいで感染者数増えたじゃん、中止すべきだろ」といった声もしばしば耳にします。では、あなたには、そう言えるだけの資格はありますか？２週間前のあなたは、このコロナ禍において適切な行動をしていましたか？五輪可否について意見を述べる前に、まずは自分の行動を振り返るべきなのではないかと感じます。

今年のオリンピックは無観客。選手たちのプレーを生で観たい気持ちはあります。しかし、今はテレビでも、スマホでもオリンピックを観ることができる時代です。この大会は家で観戦しませんか。そして、開催して良かったと思えるような未来に少しでも近づけるために、今一度、自分の行動を見直してみませんか。

参考記事：朝日新聞　東京感染最多２８４８人　首都圏３県　緊急事態要請へ