皆さんは魚が好きですか。筆者はマグロが大好きでして、すし屋に行くときは必ず注文しています。また、サンマの塩焼きも秋には欠かせません。しかし、大好物のマグロとサンマに規制がかかりつつあります。
近年、マグロの漁獲量が増えて数が激減してしまい、なかでもクロマグロは絶滅危惧種に指定されるほどです。また、サンマは台湾の漁獲量が急増しており、数の減少が懸念されています。そのため、サンマの実態調査が決まり、マグロは緊急時の禁漁のルールが決まろうとしています。
マグロとサンマは日本にとって欠かすことのできない食材です。だから、絶滅させないために漁獲量を制限する必要があるのかもしれません。一方で、過度の規制は価格の急騰、漁業者への打撃などが危惧されます。最悪の場合、漁獲がなくなったことで生態系のバランスが崩れてサンマを食べる生物が増えることで、結果的にサンマが減る危険性も無くはありません。
この問題に対して、私は早く小さな対策を段階的に行っていくことが重要であると考えます。小さな対策であれば、周りへの影響が小さくなります。また、実行への障壁も薄いため、すばやく始めることができます。
サンマについては、数の減少が危険なレベルかどうかが明確でないため、綿密な調査を早急に行わなくてはなりません。マグロについては会議によって数が一定数を下回った場合に禁漁などを行うことが決まりそうですので、一歩前進したように思います。しかし、緊急時のみの対応というのは少々楽観的であると感じます。ここまで数が減っているのであれば、継続的な制限が必要なのではないでしょうか。今後、漁獲規制のルール作りは改善が求められます。
参考記事:9月4日付朝日新聞朝刊(東京14版)7面(総合5面)「太平洋クロマグロ激減時には
禁漁も」
9月4日付日本経済新聞朝刊(東京13版)5面(経済面)「太平洋クロマグロ漁獲
規制合意」
9月4日付読売新聞朝刊(東京13版)9面(経済面)「サンマ資源量調査へ」