東アジア３カ国。経済、環境、教育、資源、観光など、様々な分野で協力するメリットが多いと考えられていますが、歴史や政治的な問題であまり交流が進んでいないのが現状です。

そんな中、中国の習国家主席と韓国の朴大統領が「抗日戦争勝利７０周年」記念式典で会談し、日中韓首脳会談を実施することを近いうちに実施することで合意しました。今までは、日本と中韓の関係があまりよくなかったことを背景に中断していたため、この流れは驚きもありそうです。特に、今回の中韓の会談も、「抗日戦争勝利７０周年」の一環であったことも、少し皮肉にも感じられます。

この背景には何があるのでしょうか。中韓関係が親密になったことに関しては、中国が北朝鮮との関係よりも韓国との関係を強化したいことが狙いとも報じられています。また、日中韓会談は朴氏がこだわってきたことでもあるそうです。

私は以前学生会議などを通じ、中韓の学生と東アジアの連携について意見を聞く機会がありました。その際、３カ国の学生が声をそろえて懸念していたことは、政府間の連携が取れていないことでした。それが、今回の会談により一歩進んだようにも感じられます。日中韓関係はどうなるのでしょうか？何か思惑があるのでしょうか？学生のみなさんは、中韓関係についてどう思いますか？

参考記事：

９月３日付　朝日新聞朝刊１面

９月３日付　日経新聞朝刊１面

９月３日付　読売新聞朝刊１面