共通テストで思った点数が取れなかった受験生へ

1月16日、17日に実施された大学共通テストで、各教科の平均点の中間集計が発表されました。大学入試センターが発表したものによれば、配点200点の国語は116点(前年度119点)、英語のリーディングは60点(昨年度のセンター試験の配点を100点換算すると同58点)、リスニングは57点(同58点)というように、教科により違いはあるものの、平均点に大きな差はありませんでした。

私は、予備校で大学生講師として、働いていますが、受験した生徒の声は様々でした。「センター試験と違いをあまり感じなかった。」「問題量が増えて、時間に追われた。」といった声が比較的多かったです。

共通テストの結果も悲喜こもごも。うまくいった受験生は、2次試験、私立受験に向けて、ラストスパート。引き続き、頑張ってほしいです。

ただ、受験生の中には、思った点数がとれなかった人、悔しい思いをした人も、当然いると思います。今回は、そんな人たちに、1人の大学生として、エールを送りたいと思います。

まずは、共通テスト、お疲れ様でした。いきなり、気持ちを切り替えて勉強することは難しいかもしれません。あてはまる人は、今、やるべきことを一度立ち止まって考えてみましょう。例えば、共通テストで英語の文が正しく読めなかったのであれば、語彙力不足なのか、正しい英文解釈が出来ていないからなのか、必ず原因があるはずです。その原因が克服されれば、必然的に実力は上がっていくはずです。受験生の皆さんは共通テストまで、多くの時間を勉強に費やしたと思います。その努力は決して無駄ではありません。その努力が実るように、あとひと踏ん張り。コロナ禍で、新1年生のキャンパスライフがどうなるのか見通せませんが、来年、同じ大学生として、学べることを楽しみにしています。頑張れ、受験生!

 

参考記事

朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞 大学共通テスト関連記事