昨日、日本経済新聞夕刊に気になる単語を見つけました。「Z世代」です。1995年から2010年頃に生まれた人たちのことを指すようで、1998年生まれの筆者も該当します。記事を読むまで、私たちの世代がそう言われていたことを知らなかったので、他の世代からどう見られているのか興味を持ちました。
8面くらしナビに掲載されていた記事によると、その特徴は主に五つあるようです。
1.ソーシャルメディアに親しむ
2.気候変動などの問題に関心が高い
3.社会貢献意欲が高い
4.現実主義
5.個性や自分らしさを重視
確かに1や4については、書いてあるとおりだなと思いました。私たちの世代は、中学、高校時代から携帯はあって当然のものでした。中学生の頃、ガラケーからスマホに時代が移り変わり、高校生になって、TwitterやLINEに触れるように。SNSなしの学生生活なんて考えられません。
また現実主義なのも特徴といって間違っていないでしょう。小学生の頃から「これからは少子高齢化社会だ。大人になったら、今よりもっと少ない人数で高齢者を支えなくてはいけない」と口を酸っぱくして言われてきたので、社会に出たら大変なんだろうなと夢を見ることなく育ってきたように思います。
一方で2や3は意外でした。私たち世代が、環境問題への関心が高いだとか、社会貢献意欲が高いとは。「若い世代は政治に興味がない」なんて言葉をよく耳にするからでしょうか。5にあるように、ただ自分の興味のあることを打ち込んでいるように見られていると思っていました。
もう一つ。今この原稿を書きながら、一番違和感を覚えているのは「私たち」という言葉です。これまで世代を意識したことがなかったので、Z世代のなかに自分も所属していると思うとなんだかムズムズした気持ちになります。今はあまり意識していませんが、30代、40代になると連帯意識みたいなものが芽生えるのでしょうか。
言葉一つですが、そんな風に考えた昨日の夜でした。あらたにすは幅広い層に読んでもらっています。読者の皆さんにとって、同世代とはどういった存在なのでしょうか。またどんな特徴があるのでしょうか。気になります。
参考記事:
10月2日日本経済新聞夕刊くらしナビ8面(東京3版)「Z世代が社会を動かす」