夏のインターンを終えて

読者の皆様、お久しぶりです。先月の26日以降、投稿を控えていたので、ほぼ1か月ぶりになります。この間、筆者は、夏のインターンシップのためのエントリーシート(ES)づくりやWeb面接に追われていました。1つのESを書き終えるのがこんなにも大変なのかと、これまで就職活動をされてきた先輩方に頭が下がる思いです。

今年は、コロナ禍で、オンラインがメイン。例年の対面型からは様変わりです。学生はどのように受け止めているのでしょうか。就職情報会社の学情の調査(2022年3月卒の学生対象)によれば、回答した学生の54%が訪問形式を望み、オンライン式の希望は15%にとどまりました。「交通費や時間がかからない」とオンライン式を評価する声があるものの、「オンライン式だと雰囲気がつかみづらい」などという声が聞かれました。

筆者は、この夏、オンライン、訪問両方のインターンに参加しました。その経験から、利点や悩みについて考えてみました。

まずは、オンライン式についてです。各自の通信環境がインターンそのものに大きな影響を与えることを痛感しました。例えば、グループディスカッションをしている時のこと。決められた時間の中で、協力して一つのものを作りあげるという課題がありました。議論している最中、参加者の一人の画面が固まり、動かなくなってしまいました。参加者の画面が正常化するまで待機しているといつの間にか時間切れに。結局、課題を成し遂げることは出来ずに終わってしまいました。一方で、おそらく対面式ならば、交通費等の関係で参加できなかったであろう遠隔地の人たちと議論できたことは良い経験でした。

そして、対面型。こちらの方が個人的に合っているような気がしました。会社説明などはオンラインと何も変わりませんが、休憩時間に人事の方々とじっくり話したり、会社の雰囲気等を知ったりできるだけあって、対面式の方がしっくりきます。

ただ、今後、コロナが収まり、旧来の形に戻るとしても、何らかの事情で対面できない人のために、オンラインも準備してもらえれば、より学生の理解が深まると思います。

 

22日付朝日新聞朝刊(東京14版)4面(経済)「インターンもオンライン 参加が簡単/雰囲気伝わりづらい」