《分別の仕方に収集時刻。ごみ出しの前にチェック!》
東京に越してきてはや2か月。ここ最近、やっと自分の住んでいる町に馴染めてきました。中でもほっとしているのはごみ収集です。大学生になるまでわかりませんでしたが、これほど地域によって変わるものはないのではないでしょうか。分別の仕方や収集時刻など。近隣に住む人や作業員の皆さんに迷惑をかけないためにも事前にチェックしておかなくてはなりません。新聞を取っている我が家は特に紙の回収日を忘れないよう注意しています。
《新型コロナウイルスとごみリサイクル》
ごみといえば、昨日の読売新聞夕刊に興味深い記事が。家庭ごみの行き着くリサイクル処理施設がパンク寸前になっていることを伝えていました。工場に入りきらず、屋外に出されたままの廃プラスチックたち。リサイクル処理工場には小学校時代に見学で訪れた程度であまり身近な存在ではなかったので、掲載された写真を見た時、こんなにも多いのかと驚きました。
読売新聞ホームページより
記事「ごみリサイクル 悲鳴」
記事は主に二つのことについて言及しています。まず、先ほど少し触れた廃プラ処理工場の現状について。新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が延びたため、家庭ごみが増加。その結果、予定の受け入れ量を超えてしまったそうです。置き場所に余裕はなく、従業員が感染してしまったらダメかもしれない、と処理工場の経営者は語っています。
古着や古布の話題も。筆者はこの記事で知ったのですが、家庭で出る古着類は各自治体が回収した後、東南アジアなどに輸出されているそうです。それが新型コロナウイルスの影響でストップ。海外の港が軒並み閉鎖され、送り出せないことになっているというのです。これ以上の保管は難しく、自治体によっては家庭からの回収を停止しているようです。
《私たちに出来ることとは》
自分の住む町の感染者は何人か。地震が起きた時どうすればよいか。そうした疑問や不安があって筆者は引っ越してすぐ、自治体の情報を知るために、LINEにアカウントを追加しました。それは市役所の情報サイトです。毎日、不審者情報や気象情報を教えてくれるため役に立っています。そして時々、3Rに関する情報も送られてきます。
市から送られてきたメッセージ。5月3日、筆者撮影(スクリーンショット)
リデュース、リユース、リサイクル。
作らない、大切に繰り返し使う、分けて資源にする。
メッセージには新型コロナウイルスの影響でごみが増えている中、3Rを大事にしようと呼びかけています。記事を読んで、何か自分に出来ることはないか考えている人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
かく言う筆者は家庭菜園が趣味なので、その延長戦で再生栽培(リボべジ)を始めました。種類は初心者にはもってこいの豆苗からアボカド、人参など。同じ値段で二度も楽しめるとは家計にも優しいですし、ちょっとした食育にもなります。また野菜を入れる容器もお惣菜を買って、捨てようと思っていたトレイを使えば最高です。
我が家の豆苗。2回目の収穫を前に筆者が撮影。毎日水をやっているからか愛情が。
可愛くて仕方がない。4月7日。
私たちに出来ることは小さいことかもしれませんが、大事なことはごみ収集の現状を知り、忘れないことではないでしょうか。今ある暮らしも誰かが支えてくれていることで成り立っている。その気持ちを忘れないためにも明日もまた、朝起きたら野菜の水を変えます。
参考記事:
5月22日読売新聞夕刊3版「ごみリサイクル 悲鳴」