仕事を取られる、と聞くと誰に取られることを想像しますか?同僚?部下?それとも外国人?今日はそのどれにもあてはまらない、ロボットに職場を明け渡す話をしたいと思います。
「アメリカは今後20年で総雇用者の47%の仕事が機械化で奪われる可能性がある」
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が、「雇用の未来」という論文の中でこう予想しました。日本に当てはめるとなんと2600万人が職を失うということになります。
ロボットは 文書解析やデータ管理はもちろんのこと、今後は人間のオペレーター並みの会話能力を備えると開発者達は口を揃えて言います。あらゆる万能ロボットが作り出されているのです。そして、そのロボットたちは私達が予期せぬ現場にも進出してくるかも知れません。
日本の就業者数は6270万人ほどと言われていますが、少子化などの影響で、これが20年もすると5449万人ほどに落ち込むという予測もあります。ロボットに職を取られれるとみるか、助けてもらうとみるかはあなた次第ですが、少なくとも、人間に求められていることは何かということを真剣に考えなくてはいけない時代が到来しているのかなとも思います。
人間にしかできない仕事とは何なのでしょうか。
1月7日付 日本経済新聞 1面 「人の仕事のトモダチだよ」より