2010年01月21日
| 吉井 妙子 | スポーツジャーナリスト | 経歴はこちら>> |
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その編集者は、初めて会ったのになぜ心の内を見抜かれてしまったのか、と不思議がった。だが、岡崎のこんな思いを知れば納得するだろう。
「厳しい練習の苦しみの中で、自分との対話が繰り返される。『無理』『いや、もうひと頑張り』。瞬間瞬間、この葛藤を繰り返すことによって、自分の身体と精神を細部に渡って知るようになるんです。感覚も磨かれ、人間の未知なる能力に気づく」
そんな領域に足を踏み入れた岡崎には、他人の心の内を察するのはそれほど難しいことではないのだろう。
バンクーバー五輪の入場式では、岡崎が日本選手団の旗手を務める。38歳の底知れないエネルギーは、続いて後進する選手たちに「諦めない心」を植え付けてくれるはずだ。
→あす(22日)の新聞案内人は、元朝日新聞論説副主幹の桐村英一郎さんです。