2009年07月02日
| 吉井 妙子 | スポーツジャーナリスト | 経歴はこちら>> |
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いつの世にも、どんな分野にも「天才」と称される人たちがいる。私たちは一様に、自分たちの価値観、あるいは想像から外れた優れた人を「天才」と呼んでいるが、スポーツ界に目を転じてみると、この定義に「早成」という意味も含まれる。
男子ゴルフ界の人気者・石川遼選手が、先週末(6月25日~28日)行われた「ミズノオープンよみうりクラシック」で優勝し、日本人最年少の17歳10ヶ月で全英オープンの出場権を手にした。
このニュースを読売、朝日は29日朝刊の一面で紹介し、日経もスポーツ欄のトップで大きく紙面を割いた。
破格の扱いは、石川選手のネームバリューや今季初優勝ということよりはむしろ、17歳という若さで名門の全英オープンに出場を決めたことに、ニュース価値を見出したのだろう。
同時期に行われた女子ゴルフの「プロミスレディス」では22歳の諸見里しのぶ選手が優勝。女子の賞金ランキング上位を見ても、トップの横峰さくらが23歳、2位の諸見里、3位の三塚優子は24歳、5位の有村智恵選手は21歳と、ゴルフ界では若手の活躍が顕著である。一昔前では考えられなかったことだ。
○“英才教育”が花開いた若手選手たち
若手選手の台頭は何もゴルフ界ばかりではない。フィギュアスケートの浅田真央選手、サッカー日本代表の山田直輝選手など、10代の活躍があちこちで目立つようになった。
彼らは子供の頃からその競技の英才教育を受け、若くしてその才能を開花させている。その裏にある、子供に賭ける親の“情熱”を見過ごすことは出来ない。
朝日新聞の土曜夕刊に「天才の作り方」という連載がある。各界で活躍している著名人の親のインタビューで構成され、幼児期、あるいは子供時代にどういう教育をしたかという視点で記事がまとめられている。2年以上も続いていることから、かなり好評を得ている連載なのだろうと想像する。
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