2010年02月01日
| 歌田 明弘 | コラムニスト | 経歴はこちら>> |
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鳩山政権は、日を経るにつれて、ますます混沌としてきた。「混沌」の最たるものは、言うまでもなく、小沢幹事長をめぐる疑惑だろう。
小沢氏の容疑以前に、この問題をめぐる与党や政権幹部たちの言動に困惑させられる。鳩山首相が小沢氏をあくまでも擁護する姿勢を見せたときには、「永田メール事件」を思い出した人も多かったのではないか。
ライブドアの当時の社長・堀江貴文氏が自民党幹事長の息子にお金を振りこむよう指示したとするニセ・メールをもとに、民主党議員が与党を追及し、当時の前原代表らが真偽を確かめずにそれを支持し続けたことで「一蓮托生」の結果になってしまった。
鳩山首相はしだいに小沢氏と距離をとる方向に軌道修正し始めたようではあるが、検察と戦うことを支持するような発言をしたときには、またまた首相が替わることになるのではないかとうんざりさせられた。
民主党議員たちが、検察の捜査への疑問を語り、メディアはリークに踊らされているなどと批判するのも、「いまそれを言うのか」という気がする。リーク報道は民主党が以前から問題視してきたことだったとしても、いまそれを強く言うのは、自分たちがターゲットになったときのご都合主義としか思われないだろう。
○「リーク報道」批判への各紙の反論
とはいえ、少なくとも逮捕された直後の人間の供述は捜査当局しか知らないはずなので、当局側の情報にもっぱら基づいているのではないかいう疑問は、私も前から持っていた。しかし新聞各紙は、リークに基づいて記事を書いているわけではないと一斉に反論した。日経新聞は、1月21日朝刊の社説で次のように書いている。
《リクルート事件をはじめ、自民党政権時代にも政界に捜査が及ぶと「検察リーク説」が与党からわき上がることがあった。しかし、メディアはさまざまな取材対象から得た情報を吟味し、報じることで国民の知る権利に応えるのが使命である。検察も取材対象の一つであるが、あたかもメディアが検察によって操られているかのような民主党の見方は誤っており、到底認められない。》
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