2009年05月13日
| 歌田 明弘 | コラムニスト | 経歴はこちら>> |
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民主党・小沢一郎代表の辞任は、ほんとうに大ニュースなのだろうか。こうした政治的なニュースを聞くたびに思い出すのは、井上陽水の「傘がない」だ。
若者の自殺など社会的な問題を、テレビでは深刻な顔をしてしゃべっているけれど、自分にとって問題なのは雨のなか彼女に会いに行く傘がないことだ…と歌うこの曲は、政治に失望し自閉的になっていく世代の感情をたくみにとらえていた。
「傘がない」ことよりもテレビでしゃべっている深刻な問題のほうが重要ということはそれでもやっぱりあるのだろうが、この小沢氏の辞任は、「傘がない」よりも重大なことのようにはとても思えない。
○「時間の問題」と思われていたことが起こっただけ
「小沢辞任は時間の問題」と、メディアはさんざん言っていたから、まさに予想通りのことが起こったにすぎない。
また、小沢氏が辞任を発表するまさにその日の読売新聞朝刊は、「小沢氏続投『納得せず』7割」と、一面トップでかなりの大きさの見出しの世論調査記事を載せていた。小沢氏は連休中に辞めることを決めたそうだから、これが「新聞辞令」になったわけではないのだろうが、小沢民主党に厳しい論調だった同紙が引導を渡したかのようだった。
ともかく国民の多くも辞めるべきだと思っていたわけだ。
新聞は大見出し、テレビ・ニュースでは特集というのは仕方がない扱いなのだろうが、誰しも予想していたことが起こっただけなのに大ニュースなのだろうか。反射的にそう思った。
○小沢氏が辞めて何が変わるのか
そもそも小沢氏が辞任したところで、日本の何が変わるのだろうか。
民主党も、小沢氏が辞めたからというだけでは人気が回復したりはしないだろう。
民主党が政権を担当してほんとうに大丈夫なのかということは、民主党に厳しい読売新聞でなくても、いまやかなりの人が思っている。女性に人気のない民主党が女性党首を立てるぐらいのイメージ一新をしなければ、総選挙はかなり厳しいものになるはずだ。
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