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2008年12月31日

歌田 明弘 コラムニスト 経歴はこちら>>

【回顧・展望】もう少し幸せに暮らすための「北欧モデル」(1/3)

 今年も今日(12/31)で終わりだ。来年は経済がいよいよ混迷し、とんでもない年になるのではないかと不安が募ってくる暗いニュースが連日続いている。

 総選挙はどんなに遅くても9月までにはあるわけだが、自民党と民主党、あるいは新聞などが示す政治的選択肢は、とても少ないように思う。

 もちろんよく見れば、そこに違いがなくはない。
 たとえば、高速道路料金を自民党の言うように一律1000円にするのか、あるいは民主党の言うように無料にするのかなどといったことは、「細かい違い」とは言えないだろう。無料にすれば出入り自由になり、インターチェンジ周辺が活性化する可能性がある。各自治体が自前の費用でインターチェンジを造れるようにすれば、「素通り」されていた自治体も活性化するかもしれない。

 このような違いはあるのだろうけど、全体としてどうしたいのかがよくわからない。それは、ぱっとわかるキャッチフレーズを打ち出せていないからだ。キャッチフレーズというと軽薄な感じがするが、要するにグランド・デザインがない。

 小泉政権では、「規制緩和」が明確な錦の御旗になったが、いまはこれはすこぶる評判が悪い。となれば、いよいよわかりやすいキャッチフレーズは打ち出しにくいのかもしれない。

 しかし、このグローバリズムの時代、国際競争力をつける方向に力を注ぐよりないことは明らかだ。生産性が低い分野に資源を投じていれば、グローバル市場で雇用を守ることも賃金を底上げすることもできない。構造改革は必要で、それを可能にする政策を最優先し、そこには何としてもお金を確保するというのが基本だろう。

   →次ページに続く(未来が開ける指針)

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