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2010年08月18日

歌田 明弘 コラムニスト 経歴はこちら>>

「おじさん記者モード」からの脱出を(1/3)

 前回、参議院選挙での都市と地方の反応の違いについて触れたが、新聞でしばしばより曖昧になっているのは世代間の相違だ。

 朝日新聞社が出している「ジャーナリズム」という雑誌では、性別・世代別の世論調査の数字が載っている。月刊誌なのでデータが少し古いが、最新の8月号では、菅内閣発足後の6月8日から9日にかけて行なわれた世論調査の詳細がわかる。

○20代男性の特異現象

 それを見ると、どの政党を支持するかについて、20代男性の自民党支持が飛び抜けて高い。ほかの世代では、倍以上の差で民主党支持が多いのに、20代男性ではまったく逆転している。民主党支持21%に対し、自民党支持は37%である。20代女性はほかの世代以上に自民党支持が低く5%しかなく、民主党支持45%と大きな差が開いているので、20代男性だけの特異現象である。

 この4日前の菅新首相選出時の調査では、これほど顕著な傾向は出ていなかったので、調査対象の数が少なくデータのぶれが大きいということはあるだろう。しかし、鳩山政権末期からの何回かの調査を通して見ても、若い世代の民主党政権への評価はほかの世代よりも低く、自民党支持が高くなっていることが見てとれる。

 若者のリベラル嫌いの反映か、保守回帰の傾向か、などといろいろ想像はできるが、数字だけではなぜそうなのかよくわからない。しかし、これは興味深い現象だ。

 20代の記者を集めて、20代男性の民主党への評価がなぜ低く、自民党支持が多いのかについて議論して紙面に載せればおもしろいのではないか。

  →次ページに続く(署名記事は増えているが…)

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