2009年11月17日
| 森信 茂樹 | 中央大学法科大学院教授 | 経歴はこちら>> |
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「事業仕分け」が連日インターネットで中継されているが、最近めったに経験することがないほど興味深いイベントだ。
○分かってきたこと
始まる前は、「事業仕分けで予算の無駄を排除するといっても、枝を切る話で、根こそぎ木を切り倒すものではない」とタカをくくっていた。しかし、始まって3日間の様子を見て、そのような考え方を正直改めざるを得ない。
新聞の評価はまちまちで、13日の社説は読売が「狙いはわかるが手法が問題だ」とし、日経は「事業仕分けは…画期的な方法であり、評価できる」としている。朝日は本稿執筆時点(16日)までの社説で論じていない。
当方の記憶に基づくと、1日目の農道整備事業費に関して、次のようなやり取りがあった。
仕分け人「どうして農道という仕切りがあるのですか」
農水省「(一般道とは異なる)農道という仕切りをした方が、予算の優先度が高くなるということだと思います」
仕分け人「優先度の高い必要な道路なら、わざわざ仕切りをしなくても予算はつくのではないでしょうか」
農水省「…」
○「縦割り行政」変えるパワーも
国民からすれば、農水省所管の農道も林野庁所管の林道も国土交通省所管の国道も、同じ道路である。仕分け人の聞きたかったことは、なぜ道路はいろいろな省庁に管轄が分かれているのか、ということだったのだろう。
→次ページに続く(問題があぶり出された)