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2009年12月14日

田中 早苗 弁護士 経歴はこちら>>

「たかが」、「されど」のビラ配り(1/3)

 2006年、アメリカの雑誌「TIME」誌は「今年の人」を「YOU」とした。表紙には「そう、あなた。あなたは情報化時代をコントロールする」と書かれている。

 私たちはインターネットを手にし、手軽にYou Tube(ユーチューブ)やtwitter(ツイッター)などで画像やメッセージを全世界に発信することができるようになった。

 今年6月、イラン大統領選の結果を巡る抗議行動で、16歳の少女が民兵の銃撃で死亡したとされる映像がインターネットで公開された。映像は携帯電話で撮影されたと見られる。その後、弾圧の象徴として、全世界の大手メディアが紙面やTVで取り上げた。つまり、市民が発信したニュースが世界を駆け巡ったことになる。

○「インターネットだけでは人の心は動かせない」

 昨年に実施されたアメリカのオバマ選挙もインターネットの役割が注目された。
 600億円余りを集めたインターネットでの献金は有名だ。しかし、池尾伸一氏<『ルポ 米国発ブログ革命』(集英社新書)の著者>は、オバマの選挙活動の特徴を、インターネットによる情報発信は、人々の行動を支援し行動を促すというように、オンラインの情報発信とリアルな行動の面を結びつけたことが大きな特徴だった、と私のインタビューに答えている。

 たとえば、資金集めパーティや戸別訪問のノウハウを映像付きで示したり、はたまた電話での支援を呼び掛ける仕事も一覧できるなど、オバマの支援サイトというよりも、オバマの支援者のための支援サイトだったという。

 池尾氏は、「インターネットが戸別訪問や電話での呼び掛けなど実際の行動に結びついた」、「インターネットだけでは人の気持ちは動かせない。フェイス トウ フェイスで説得されて初めてこの人に投票しようとするのものだ」という。

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