2010年01月28日
| 田中 早苗 | 弁護士 | 経歴はこちら>> |
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「検察リーク」が問題となっている。「検察リーク」についての世間のイメージはどんなものだろうか。
捜査情報が日々、メディアに垂れ流されているというイメージだろうか。
否。多くの読者は、メディアが“ありがたみ”を感じないような情報の垂れ流しなど、検察はしないと思っているだろう。検察は、メディアを情報操作するために情報を小出しにし、さらに、検察批判の報道があろうものなら、特捜部、地検、法務省への出入り禁止処分を課すので、報道は、勢い、検察寄りになる。それが「検察リーク」の実体だと考えているのではないか。
○検察の“言うがまま”を報じてはいないだろう
「検察リーク」はあるのか、ないのか。ロッキード事件を担当した元特捜検事・堀田力氏は、リークはないと断言する(1月26日付け読売)。
他方、週刊朝日(2月5日号)には、東京地検特捜部の「関係者」の証言として、「小沢(民主党幹事長)は、何があっても必ずやるよ」、法務大臣の指揮権を「発動させないためにも、もっとマスコミを使って風を強く吹かせないと」という発言を取り上げている。
しかし、仮に、検察からの情報提供があったとしても、それを報道機関が報じることには問題がないし、その際も、検察の言うがまま、思惑通りに報道しているとは考えがたい。
朝日新聞の梅田正行・社会エディターは、新聞記者は情報を集め、価値を吟味し、正確に速く伝えることに力を注ぐとし、本来の取材活動と「情報操作」を一緒にされるのは残念でならないと述べている(22日付け朝日)。
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