2008年12月08日
| 水木 楊 | 作家、元日本経済新聞論説主幹 | 経歴はこちら>> |
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このコーナーに私が書いているコラムを、明治大学の基礎マスコミ研究室の学生さんたちが読んでくれていて、先日、インタビューの申し込みがありました。
○明大の学生たちに呼ばれて…
いまの学生さんがどんなことを考えているのか、何を知りたがっているのか、知りたくもあり喜んで受けたのです。東京・駿河台の大学構内に行くと、二人ばかり、女性の研究員が待っていました。
受けた質問はいろいろでしたが、マスコミ研究会の人たちといえども、新聞を毎日丹念に読むのはなかなか大変なようで、新聞記事を自分の“栄養”にするにはどうしたらいいのか、いろいろな質問を受けました。
そこで、これまでこのコラムに書いてきたこと、例えば<見出しの「に・も・へ・か」は語る(4/30掲載)>とか、国際面の<ベタ記事から見えてくるもの(2/27掲載)>などを引いてお話したのですが、その中で、このコラムでは申し上げなかったポイントがひとつありますので、今日、ここでお話しましょう。
それは、社説の上手な活用方法です。社説を読めば、その新聞社の主張が分かるという点で大事な欄であることは言うまでもないことですが、そのほかに、時事問題を短時間で要領よく把握できる欄でもあります。毎日、新聞の隅から隅まで目を通すのは大変ですが、社説の最初の15行をさっと読むと、その新聞社の主張を展開する前に、テーマとして取り上げた出来事の経緯や背景を簡潔にまとめているのです。
○3紙社説で時事を知る極意
ホットなところで、きのう12月7日の読売新聞の社説を見ると、「IT時代踏まえ議論深めよ」のタイトルで、情報技術の進展とともに日本語をめぐる環境が急速に変化しており、常用漢字の見直しが、文化審議会国語分科会の漢字小委員会で進められていることが紹介されています。
また、朝日新聞の「温暖化会議―来年の合意に向け前進を」では、地球温暖化を防ぐための国連気候変動枠組み条約の締約国会議が今、ポーランドで開かれていて、世界的な経済危機と温暖化防止というテーマをどう調和させるが最大の課題になっていることが分かります。
日本経済新聞の「北朝鮮核検証の文書化を急げ」では、6カ国協議が8日から北京で開かれる見通しで、今回の協議の焦点が何かを手短に述べています。
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