「イスラム国」人質、自業自得なの?

24日夜、殺害された湯川遥菜氏を撮ったとみられる写真を手に持った、後藤健二氏の動画が公開されました。身代金ではなく、「サジーダ・ラシャウィ」という女性の囚人を解放しろという要求に変わっています。2005年にヨルダンの首都アンマンで起きた爆破事件に関与した人物のことだとみられています。この動画には「イスラム国」のメディア部門のロゴが見当たらず、本当に「イスラム国」によって公開されたものなのかという疑問が残りますが、本物だとするならば、最悪の結果となってしまいました。

今回のこの事件、みなさんは「自業自得」だと思いますか?ネット上では、二人の行動が招いた結果だと、突き放さす声が散見されました。退避勧告を無視し、テロリストに拉致された彼らは殺されても「仕方ない」のでしょうか?「助けなくてもいい」と思いますか?身代金をどう考えますか?

2人の日本人がシリアに行ったことが原因となったかもしれませんが、だからといって殺されても仕方ないという考えには決してならないし、なってはいけないと考えます。これはテロやテロリストを正当化することにつながりかねません。

これまでの人質事件と同様に、今回も「自己責任論」「自業自得論」を述べる人が見られます。何故このような考えになるのだろうと不思議に思えてなりません。みなさんはどうでしょうか?自業自得だと感じる方、そう思わない方、いずれとも違った意見をお持ちの方、あらゆる立場の方の意見を聞きたいと思っています。

 

25日付け日経・朝日・読売各紙参考

 

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