羽田空港、再国際化へ

 今日の朝刊で気になる記事を見つけました。羽田空港の再国際化に関するニュースです。都心に近く、成田空港とともに日本の空の玄関口として活躍してきた羽田空港ですが、記事を読んで疑問に思ったのが、「再国際化」という言い回しと、どうして最近になって国際化してきたのかということです。

  これらの疑問を解こうといろいろ調べていったところ、元々の役割として「国内線=羽田、国際線=成田」と決められていたことを知りました。千葉県も成田市もこれを盾に羽田空港の国際化に反対しています。しかし、4本目の滑走路の完成に加え、ハブ空港へと進化した近隣アジア諸国(韓国、バンコク、シンガポール、上海等)との競争に勝つために、32年ぶりに本格的に再国際化する方針をとったそうです。

  これは来日する観光客にとって嬉しいニュースでしょう。昨秋、知人と旅行プランを話し合っているときに、羽田にするか成田にするかで迷っていましたが、最終的に羽田に決めました。理由はやっぱり「都心に近いこと」。わざわざ遠い成田で待ち合わせる必要はないと考えたからです。しかし、再国際化に向けて動き出しただけあって、外国人の利用者は思っていたより少なかったです。

  2010に成田空港から東京都区部へのアクセス短縮として運航が新設された「シティライナー」があり、51分かかっていた所要時間が36分へと大幅に短縮され、都心との距離も近くなったと感じます。それでも羽田・東京間に比べれば「時間がかかり、交通費がかさむ」のは明瞭です。利用者を増やすためには、送迎バスの低価格化や路線の新設も検討するべきであると考えます。これを機に、羽田空港の再国際化と拡張によって利用者が更に増えていくことを期待します

 8日付 朝日新聞朝刊 第二東京 14版 26面 「羽田 飛行機が見える街]

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